合同会社M&Sについて追及してみた・・

2020年01月28日

ヘッジファンドとは、さまざまな取引手法駆使して市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンドです。

ヘッジファンドの歴史

ヘッジファンドの歴史としては1949年に作家で社会学者のアルフレッド・ウィンズロウ・ジョーンズの会社から始められました。ジョーンズは1948年、フォーチュンへ投稿する現在の投資動向に関する記事を執筆している際に、マネーマネジメント、ヘッジファンドという考えを思いついたのです。彼は、他の株式を短期間で売ることによって、長期的な株式ポジションを保つことに伴うリスクを最小限にしようと試みました。

ヘッジファンドは、1960年にはほとんどの投資信託の業績を上回る成果をもたらしました。

しかし、ジョーンズの従来の戦略からずれて、レバレッジを長期的にかけてより高いリスクの戦略を好む投資家が現れて、このような戦略を多用した多くのヘッジファンドが危機の際に大きな損失をもたらして倒産をしました。LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)やティム・バラケット氏によるアティカス・キャピタルなどの倒産は記憶に新しいでしょう。

ヘッジファンドはこのように高い収益も期待されるものの、リスクも伴うため、適格投資家に限定をして投資資金を集めるスタイルにしています。

そんな中、いま世界中で様々なヘッジファンド会社があり、日本でもますます増え続けています。その中で今回は合同会社M&Sについて追及していきたいと思います。

合同会社M&Sとは?

M&Sで資産運用するときに魅力的なのが利回りと言われています。他の記事やサイトから拾ってきた情報になるので確かののかはわかりませんが、2016年は45,26%、2017年は27,06%の年利で運用した実績があるようです。

運用手法は国内の割安銘柄を購入するのがメインとなっています。EDINETなどで実際に合同会社M&Sとして株を保有して大量保有報告書を提出していることは確認できます。

M&Sの会社概要

商号

合同会社M&S

英文商号

M&S LLC

代表パートナー

内藤 昌弘

事業内容

(1)M&Aアドバイザリー業務

(2)経営コンサルティング業務

(3)有価証券の保有、運用及び投資業務

(4)前各号に附帯または関連する一切の業務

ホームページを見るとあまり情報が載っておらず、ネット上では「怪しい」といった口コミが相次いでおります。確かにネットで検索をかけても情報が少なかったことがわかりました。

その中で少ない情報からM&Sの情報を深堀していきます。

①顧客の数

1万人以上の顧客がいても詐欺だったという事件は過去にありますが、顧客は少ないよりは多いほうが良いです。顧客情報については、明確な数字を教えてくれないケースが多いでが、大体の予測付きます。

M&Sの顧客数は約数百人~数千人と言われています。集めたお金がどうやら数十億円規模のようなので、ひとりあたりの最低投資額が1000万円であれば数百人になります。

②オフィスが存在しているか

オフィス自体がバーチャルオフィスで登記している場合は注意が必要になってきます。M&Sの場合は本社が「東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル12階」となっています。

ここは「リージャス 赤坂アークヒルズビジネスセンター」というレンタルオフィスになっています。プライベートオフィススペースもあるようなので、そこを借りているのかコワーキングスペースのみで利用しているかはわかりません。

M&Sへの投資を検討する場合には、遠方であったとしてもオフィスでの面談をして実態を確かめることをおすすめします。

③運用手法は?

細かいことを知るのは大変難しいですが、それをしないためにヘッジファンドにお願いするのですが、およそどういった手法で運用しているかは確認しましょう。

どういった運用をしていて、どんなリスクヘッジをしているか、たとえ回答を聞いて理解ができなくても担当がスラスラと説明してくれるだけで安心にはつながります。M&Sの運用手法は、アクティビストファンドとして日本国内の割安株を購入し、積極的に議決権を行使して経営を改善し、株価を上げるものだと公式サイトに記載されています。

※今では全て公式ページから消えています

最後に

今回はヘッジファンド会社M&Sについて追及してきました。いまの公式ホームページにはほぼなんも情報がないので、どのようになっているかわかりません。やはり利用したい人からすれば、このようなことから不安に繋がってくるのだと思います。

ヘッジファンド運用をしたい時はしっかりとその会社の情報を把握したうえ、投資することをおすすめします。

 

 

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