【2020年オススメ】ヘッジファンドランキング ~海外編~
2020年01月29日今回は海外の人気ヘッジファンドのランキングを紹介していきたいと思います。運用額や運用実績に基づいたランキングですので参考にしてみてください。
海外の人気ヘッジファンドランキング
第1位:ブリッジ・ウォーター・アソシエイツ
ブリッジ・ウォーター・アソシエイツは世界最大のヘッジファンドです。その運用額はおよそ1,500億ドルに上ります。とんでもない金額ですよね。当社を率いる創業者のレイ・ダリオ氏は「ヘッジファンドの帝王」という異名を持ち、その投資哲学は「最小リスクで最大の利回りを目指す」というシンプルなものです。
ブリッジ・ウォーター・アソシエイツが投資するのは、世界中の有望な株式や債券などです。アクティブ運用で市場平均を上回るパフォーマンスを目指すことができます。
2018年には、ヘッジファンド業界の平均リターンを4パーセントも上回りました。ヘッジファンド業界は平均リターンが市場平均よりも高いため、さらに4パーセントも上回ることは驚異的な運用成果と言えます。
ブリッジ・ウォーター・アソシエイツは、安定して高利回りを稼げる数少ないヘッジファンドです。
第2位:AQRキャピタル・マネジメント
AQRキャピタル・マネジメントは、600億ドルを上回る運用資産を持つ投資会社です。株式や債券などよく知られた資産への投資だけでなく、商品や先物、オプションやスワップを組み合わせたヘッジファンドを運用しています。
金融工学や経済学、行動ファイナンス、データ解析技術などに基づく数量的な分析が特徴のヘッジファンドで、投資家にもこれらの分析に基づく提案を行っています。2018年には日本の拠点も設立され、日本での存在感が増していくと考えられることもあり、2位にランクインしました。
第3位:ルネッサンス・テクノロジーズ
ルネッサンス・テクノロジーズの運用方法は、ブリッジ・ウォーター・アソシエイツに似ています。世界中に分散投資を行いオプションやスワップなども活用して、市場が値上がり・値下がりのどちらの状態でも、利益を上げられる仕組みになっています。
2018年の世界における運用利益ランキングでブリッジ・ウォーター・アソシエイツに次ぐ2位になりました。このとき、両社を合わせた運用利益が上位20社の利益の半分を占め、ルネッサンス・テクノロジーズが3位以下の投資会社に圧倒的な差をつけたことが知られています。
第4位:JPモルガン・アセット・マネジメント
JPモルガン・アセット・マネジメントも多様な金融商品に投資を行っているヘッジファンドです。最近では「インカム」に注目した投資が人気を集めており、投資家から募集する運用資産額を伸ばしています。
インカムとは、配当金や分配金などの収益のことです。
JPモルガン・アセット・マネジメントの投資先の平均利回りは4.4%と高めです。世界的な低金利下で、国債の平均利回りが1.6パーセントの中、高水準の利回りを実現しています。
1位で紹介している、ブリッジ・ウォーター・アソシエイツなどと比較すると、利回りがやや物足りないです。幅広い資産に分散投資しているため安全性は高いと考えられるため、4位にランクインしました。
第5位:エリオット・マネジメント・コーポレーション
エリオット・マネジメント・コーポレーションは、「ハゲタカ・ファンド」と呼ばれることが多いヘッジファンドを運用しています。破綻した国の不良債権に資産を集中させる「不良債権投資」に強いファンドです。
その手法では、まず破綻国家の不良債権を額面の5パーセントから10パーセントという破格の値段で購入します。その後、裁判所で額面と金利、さらにペナルティを含めた支払いを求める訴訟を起こすというものです。
勝訴したら債務国の外貨資産やタンカー、航空機などを差し押さえられるので、投資額の10倍を上回るリターンを稼げる仕組みです。
エリオット・マネジメント・コーポレーションは、実際に米国株式のベンチマークS&P500を上回る成績を出しています。投資手法に共感できるかどうかは個人差があるものの、運用成績は非常に優秀なので、5位にランクインしています。
最後に
今回は海外のヘッジファンドをランキング形式で紹介していきました。やはり紹介した会社は全て結果が出ており、多いところだと1500億円の運用額を動かしているということなので信頼が厚いというのがわかってきます。
日本よりも海外のほうが主流となってるヘッジファンド。今後、世界ナンバーワンの企業が日本から出てくることがあればいいですね。自分に合うヘッジファンド会社を探していきましょう。