BMキャピタルについて詳しく解析

2020年01月27日

ヘッジファンドとは、様々な手法を用いて利益を追求する投機的なファンドのことです。公募により資金を集める投資信託とは異なり、機関投資家や富裕層等から私的に集めた資金を、デリバティブや空売りを含めた様々な手法で運用するファンドを意味します。

ヘッジファンドとは

好況・不況に関わらず、常に投機的なスタイルで利益を追求するという特徴があり、相場の乱高下を加速させる要因になっているとして問題になることも多いです。 リスクヘッジとしてのデリバティブを駆使するとされているが、絶対的な収益を目標とすることから、一般にハイリスク・ハイリターンな姿勢であるといわれています。

ヘッジファンドとサブプライム問題

2007年に世界中を騒がせ、リーマンショックの原因にもなったサブプライム問題ですが、この時の引き金になったのがヘッジファンドでした。 サブプライムローンとは、信用力の低い人達に高金利で貸し付ける住宅ローンのことですが、利益を追求するヘッジファンドの多くはこのサブプライム証券に手を出していました。

ヘッジファンドの規制

ところがアメリカの住宅バブルが崩壊し、2007年6月22日に米大手証券会社のベアスターンズ傘下のヘッジファンドが運用に失敗し多額の損失を出してしまいました。 このことがきっかけとなり、金融市場では資金を引き上げる動きが活発化し、世界的な金融不安へと繋がったのです。
 
その後、事態を重く受け止めた金融当局は、2009年4月に開かれたG20においてヘッジファンドの規制を決定しました。
 

BMキャピタルについて

その中で今回は「BMキャピタル」について述べていきたいと思います。

BMキャピタルとは、金融エリートが立ち上げたヘッジファンドBMキャピタルですが、情報の露出は僅かです。そこで今回はBMキャピタルの運用対象や手数料について詳しく紹介し、申し込み手数料はいくらかかるのか?他のヘッジファンド会社とはどう違うのか?について考えていきたいと思います。

BMキャピタルの最低投資額は??

まずはBMキャピタルの投資金から紹介していきます。公式ホームページを見てみると、最低投資額は1000万円からとなっています。他のヘッジファンド会社も1000万円からというのが多くなっているので、ここは他と一緒と考えていいでしょう。

だが、「1000万円以下での投資希望の場合は弊社役職員とご相談ください」と記載しているので、融通は利きそうです。基本的なヘッジファンドの顧客は富裕層(億の資金を投資できる投資家)と限られていますが、BMキャピタルは個人投資家も受け入れているのが利点です。

投資家のニーズにBMキャピタルは答えてくれるので、個人でやる場合は心強のかもしれません。実際に最低投資金はいくらなのか問い合わせてみたところ、「1000万円以上投資することを前提に、初回に限っては1000万円以下も対応する」ことだそうです。

ですので初回投資金で不安がある場合は、その旨を率直に担当者に伝えてみてはいかがでしょうか

BMキャピタルの手数料の種類は?

次に手数料です。代表的な金融商品である投資信託と同様、申し込み手数料と管理報酬が存在します。この2つに加え成功報酬という「成果に応じた手数料」をBMキャピタルは設定しています。この手数料が主なヘッジファンドの収益の源泉になります。

BMキャピタルの申し込み手数料はおよそ5%前後となっています。投資信託と比べたら多少高くはなっていますが、その分パフォーマンス自体は多くなるので妥当かもしれません。ヘッジファンド会社からすれば、手数料がいくらから設定されていようが、最低投資金が1000万円~だろうが、リターンが投資信託より多いなら納得せざるを得ないのが正直なところでしょう。

成果報酬による手数料をパフォーマンスの30%~50%と設定しています。顧客の投資する資金量に応じて、手数料の場合は変化するのでこの点は個別で相談したほうが良いでしょう。

最後に

今回はBMキャピタルの商品や手数料についてまとめていきました。BMキャピタルの直近4年の成績は、リターン100%ということなので、高い手数料設定でも投資家を納得させているということが現実です。

最低投資額と手数料がいくらなのかをまとめてみると

・申し込み手数料:3~7%

・成果報酬:5:5~6:4で投資家とファンドでシェア

・管理報酬:5%前後

ということなので、投資額に応じて手数料は下がっていくということがわかりました。成果報酬とは、あくまでも利益が出た際の成果報酬ということになりますので、BMキャピタルが運用で結果をだしてはじめて払う手数料であることをしっかりと認知しておいてください。

 

 
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